娘が読みながら涙したという本を借りて読んだ。
百田尚樹著“永遠のゼロ”
太平洋戦争時代の特攻隊員の物語であるが、私も涙してしまいました。
私の大工の師匠も戦争時代、海軍駆逐艦のバルブ開け閉めの作業をしていたと何回も話してくれました。そして当時の悲惨さも。私達知らない世代が想像する以上に悲惨な世の中だったのであろう。戦争を体験をされた方が数年後には誰も居なくなってしまう。私に出来ることは戦争を忘れないことだ。子供たちにも書物を読ませて忘れさせない事、今の日本の繁栄はご先祖様あっての事と語り継ぐことだなと思いました。
百田さんの本が読みたくなって今度は“モンスター”という整形手術を繰り返す女性の物語を読みました。この物語の女性はある目的があって手術を繰り返すのですが、一般に手術をする心理、なぜ女性は美しくなければならないのかという深層心理等がかなり細かく書かれていて、なるほどと感心しましたね。
言葉にして指摘すれば非常にキツイことも、実際は“まぁ、そうやわな~”と納得しました。この著者は男性・女性の心理も巧くついているのが面白かったですね。
その日の夕飯の席で家族で女性の美しさとはという難しいタイトルで、子供達それぞれの考えを話し合って面白かったな~(笑)
あかん、百田マジックにはまってしまいました。次は“海賊と呼ばれた男”に挑戦したいです。